経営者が知っておくべき簿記知識とは
経費に関する科目と理解する利点は?
勘定科目は、帳簿に記載するお金の区分で、それぞれ支出・収入において特定の勘定科目があります。
勘定科目を理解していると以下の利点があります。
①勘定科目においての、会計管理ができ、自会社の経費の動きが見える。
②経費の区分を正しく管理でき、経費を計上する上での漏れを防げる。
経費の勘定科目は帳簿上経費に必要不可欠な為、それぞれ勘定科目がどこに当てはまるのかを知る必要があります。
覚えておくべき勘定科目と設定上の注意点は?
小売業を例に代表的な勘定科目以下の通りです。
・仕入…商品の購入代金等
・租税公課…事業・固定資産税等
・水道光熱費…水道、電気、ガス代、灯油等
・通信費…電気代、インターネット接続料等
・旅費交通費…通勤定期代、高速料金等
・広告宣伝費…広告費用
・給与賃金…従業員へ支払う賃金、退職金等
・福利厚生費…衛生・医療・保険等目的の支出費用
・雑費…既存勘定科目にない費用の内、事業に必要な経費
勘定科目を設定する上での注意事項は以下3つです。
①業界用語や略称は勘定科目として設定しない
②同仕訳をする際、同勘定科目を使用する
③帳簿用と決済書の勘定科目を同じものにする
この3点を徹底すると、帳簿の管理者が変わっても、経理の管理状況を常に確認できます。
経営者がおさえる必要のある経費科目のポイント
①勘定科目はそれぞれの支出・収入に関して設定されている帳簿に記載するお金の区分のこと
②勘定科目に沿って帳簿管理をすることで、経費使用状況を常に確認でき、計上漏れ等を防ぐことが出来たり、多くの利点がある
③何の経費がどの勘定科目になるのかを認知できる
④勘定科目設定は、業界用語などは使用せず、関係する書類の勘定科目を一緒にして、同じ勘定科目を使用し続ける
以上4つのポイントをおさえることで、正しい帳簿知識を身につけることができ、実践することで経営に関する判断資料にもなり役立ちます。